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第21回「中国と日本の鍼灸の違いについて」<赤門教職員コラムリレー>

中国と日本の鍼灸の違いについて赤門教職員コラムリレー

今回のコラムは『日本と中国の鍼灸の違い』についてお話します。

鍼灸治療は、2千年以上前に中国で誕生しました。 治療器具は、現代のような金属を細くする加工技術はないため、石を鋭利に加工したものを用いて鍼治療を行っていました。中国の漢代(漢王朝の時代)になると、鍼灸治療の理論をまとめた本「黄帝内経(こうていだいけい)」が出来ました。 飛鳥時代に朝鮮から日本へ伝わり、その後、江戸時代に最も盛んになり日本に広く鍼灸治療が普及しました。

伝来当初より日本と中国の鍼灸は、其々に独自の発展をしています。 現代の両国の鍼灸治療の相違点について説明します。

①鍼治療について
[日本] 鍼管を用いて刺入しやすく、痛みを最小限に抑える管鍼法が主流です。細い鍼による低刺激の治療方法が多いです。
[中国] 鍼管を用いず、手首のスナップを使い、直接鍼を肌に刺入します。また、日本より、太い鍼や長い鍼を使い、強刺激の治療方法が多いです。

②鍼灸師の資格について
[日本]  国家資格のはり師、きゅう師の資格を取得のため、専門学校(3年間)・大学(4年間)で学びます。日本の鍼灸師は、主に鍼灸のみを用いて治療を行います。(漢方薬の処方や医薬品の使用はできません)
[中国]  国家資格の中医師の資格を取得のため、大学(5年間)後に病院等研修(1年間)で学びます。中医師は、鍼灸治療と漢方薬、西洋薬等を合わせた鍼灸治療を行います。

③鍼灸治療の普及について
治療場所も両国で違いがあります。
[日本] 鍼灸治療院
[中国] 病院
中国は、日本よりも1日あたりの患者数や治療する症状・病状も多いと感じます。
これは、鍼灸治療を取り巻く日本と中国の社会保険制度の違いが、両国の普及度の違いに現れているのだと考えられます。

今回は、日本と中国の鍼灸の違いをお話ししましたが、鍼灸は世界に広がっています。
世界の9割の国々(ヨーロッパやアメリカ・ブラジル・韓国・台湾など)で鍼灸治療が行われ、日々発展しています。
日本の鍼灸を学んだ後に、留学などにより諸外国の様々な鍼灸治療を勉強し、知識を高めることもできます。鍼灸は、知識や治療方法の奥が深く膨大です。そういった様々な知識を使い患者を治療するやりがいのある仕事だと思います。

(学校法人赤門宏志学院 法人本部総務)坂本浩樹

第20回「柔道整復師による整復の凄さ!」<赤門教職員コラムリレー>

柔道整復の凄さ

柔道整復師は、日常におけるケガ、スポーツによるケガなど骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などに対し、手技により自然治癒力を引き出す施療していくスペシャリストです。

「柔道整復学・理論」として骨折・脱臼・軟部組織損傷などの外傷・障害を学び、「柔道整復学・実技」として損傷に対しての整復処置、固定、後療を施し早い社会復帰させることを学んでいます。

柔道整復師は問診、視診、触診、計測、検査など、「手」によって状態を把握し、骨折、脱臼においては応急処置として変形を整復・固定し、疼痛を軽減できます。

スポーツ現場での応急処置、災害時での救護など医療診察機器のない状況においても、柔道整復師は日常におけるケガと同じように処置できる強みがあります。

現在は国家資格を取得後、開業、病院勤務、接骨院・整骨院勤務、スポーツトレーナー・救護、介護のケアマネージャー・機能訓練指導員、柔整学校専科教員などに様々な分野において活躍しています。

(専任教員) 太田作郎

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