お知らせ

第44回【ママとベビーのための東洋医学】つわり<赤門教職員コラムリレー>

 
 妊娠初期(4〜5週目)に感じ始める妊娠特有の状態ですね。西洋医学的には、なぜ悪阻が起こるのかはっきりしたことは分かっていません。様々な状態が発現しますね。吐き気や嘔吐、食欲不振のような消化器症状があったり、嗅覚や味覚の変化、眠気、イライラ、頭痛、よだれがとまらないなど、人により様々です。そしてそれぞれ辛いですよね。せっかく赤ちゃんを授かったのに何故こんな辛い状況にならなければならないのでしょう。種の存続を考えても矛盾している様にも思えます。

 東洋医学の方向から「つわり」を考えてみます。
 命をお腹に授かった時は、母子共にまだ安全な状況ではありません。しっかり命を育んでいくためには、母体に安静な状態を維持してもらった方が赤ちゃんの育成に好都合です。そこで、子宮内で赤ちゃんの安定した育成をするのに必要な、お母さんの休養をしっかりとってもらうためには、周囲からもはっきり判る、休んでいなければならない状態を作っているとも考えられます。具合が悪いと周囲の人に理解してもらえるほどの状態を作っている訳ですね。なので、つわりの時期は新しい命を育てる為に必要な休養を周囲の人もしっかり理解してあげるべきです。妊婦さんは堂々と体を休めましょう!!

 ですが、具合が悪くなるのは嫌ですよね。辛いですよね。辛さを軽くする方法があります。辛さを感じやすいのは、吐き気や嘔吐の症状が多いので、これを脳プログラムシステムの分野(東洋医科学)で紐解いていきます。

  • ①妊娠と同時に母体は出産に向けて体を変化させていきます。
  • ②赤ちゃんの出口を確保するために骨盤を広げます。
  • ③これをおこなっているのがリラキシンと言う名前のホルモンです。
  • ④靭帯や筋肉を緩める作用があります。
  • ⑤靭帯や筋肉には24時間絶え間なく体の位置関係を脳へ知らせている深部知覚という感覚のセンサーがあります。
  • ⑥脳ではこの情報で体をどうコントロールするかを決めています。
  • ⑦これが今までと異なって来るのです。
  • ⑧この体感覚の違いを脳システムで上手く計算出来なくて混乱しています。
  • ⑨状況での胃や食道の逆の動きや異常な緊張が、吐くという状態を作り上げます。これがつわりですね!

つわりの辛さを軽減するには?
 新しい筋肉コントロール環境を脳で受け入れられれば、つわりは早く解消出来る事でしょうし、軽くすむ様になるでしょう。
 脳プログラム上の修正を行い、根本的な変化・改善をする方法の一つに、鍼・灸治療や、指圧・マッサージがあります。

 つわりの辛さを少しでも軽くしたい方、つわりが酷くてお困りの場合、薬に頼らなくても改善することも出来ますし、つわりで疲れた体の回復や改善をしたい場合、このコラムを読んだので・・と、お近くの、はり・灸・指圧・マッサージの治療院へお問い合わせください。根本現任を理解している先生方が多いのでお役に立てることでしょう!

(専任教員)吉本豊

第43回【ママとベビーのための東洋医学】産前産後の妊婦治療<赤門教職員コラムリレー>

【ママとベビーのための東洋医学】産前産後の妊婦治療
 鍼灸治療は古くから産前産後の母子を守るために行われてきました。有名なのが妊婦への三陰交と至陰の灸です。三陰交は健康的な妊娠期間を過ごすのに、至陰は逆子の改善に使われてきました。ある患者さんは施術と同時にセルフケアでせんねん灸による三陰交の灸を行う事で高齢出産を無事終える事ができました。また逆子の患者さんはセルフケアでせんねん灸による至陰の灸をお伝えした事で改善した事もありました。
 赤ちゃんが生まれてからは、お母さんの養生でも三陰交は使用できます。産後の養生はとても大切で、昔は目も使ってはいけないと言われていました。これは出産により大量の血を消耗してしまい、血を常時必要としている目に負荷をかけてはいけないという東洋医学の知恵から来ています。産後の肥立ちが悪いと、年齢を重ねてから症状が現れてきます。現代社会では難しいかもしれませんが、ぜひ産後はゆっくりと過ごす事をお勧めします。
 赤ちゃんへの鍼灸治療は小児鍼というものがあり、刺さない鍼で皮膚をさする程度の刺激を与えます。それにより赤ちゃんがリラックスするという事で、主に疳の虫の治療で行われています。赤ちゃんへの治療も大事ですが、それ以上にお母さんが心身共に健康である事が何より大切です。お母さんの気持ちが不安定だと赤ちゃんも不安定になります。よく小児の治療では「子供よりまず母親を治療しなさい」という考え方もあるくらいです。ですから、ぜひお母さんの心身のやすらぎのために鍼灸治療や東洋医学の知恵を活用して下さい。子育てには対処療法的な考え方よりも、自然に則った東洋的な考え方が必要な場面が沢山あります。ぜひ鍼灸治療を受けながら、東洋の知恵を学ぶ機会を作ってみてください。子育てにきっと役に立つと思います。

(専任教員)三保翔平

臨時回「解説:N501Y変異って、なに?」<赤門教職員コラムリレー>

系列校の仙台赤門短期大学 学長 佐竹正延先生よる新型コロナウイルスの変異株について「解説:N501Y変異って、なに?」として、その内容を解説記事にしてくださいました。

医療や研究に片足すら踏み込んでいない私たちには、ほんの少し難解なようにも感じますが非常に興味深い内容で、最後まで一気に読んでしまいました。

仙台赤門短期大学「学長の部屋」に掲載していますので、ご一読ください。

「解説:N501Y変異って、なに?」はこちらから

第42回「国家試験の変化と学習対策」<赤門教職員コラムリレー>

 柔道整復師の第1回国家試験が平成5(1993)年に実施され、令和4(2022)年で30回目の国家試験を迎えることになります。柔道整復師国家試験は、国民に安全な医療を提供するものとして質を保つため、また近年の医学、医療の進歩や発展、そして社会制度の変革等に対応するため、数年単位で国家試験出題基準が見直されています。
 第1回国家試験が200問でスタート、第14回平成18(2006)年より必修問題が追加され230問になりました。近年では、柔道整復師のさらなる質の向上を図る目的で必修問題の見直しが行われ、必修問題数が増加、第28回令和2(2020)年より必修問題は50問となり、問題数は250問となりました。
 ここ数年の国家試験問題の変化として、柔道整復施術の基礎や鑑別能力、保険診療や関係法規に関する問題、さらには柔道整復師として問題解決能力が問われる臨床実地問題が増えている傾向にあります。
 今後の更なる変化としては、令和4年3月(2022年)より、従来の問題範囲に加え、現代社会の変化への対応のため、高齢者の生理学的特徴・変化、競技者の生理学的特徴・変化、高齢者や競技者の外傷予防、そして職業倫理や社会保障制度等々、幅広い分野、そしてより専門的で高度な知識が求められています。
 本校では、学生全員の国家試験合格に向け、初年度は体の構造等、医学を基礎から学び、学年が進むごとに実際の臨床に結び付ける外傷メカニズム、整復法、固定法、一般医学を重点的に学びます。最終学年では患者対応を想定した実技や臨床実習、さらに国家試験に向け各科を結び付けた応用、総合的な学習を行っています。
 国家試験対策は対応科目も広範囲そしてより高度な知識獲得が必要であるため、学生一人一人に対応した個別指導に力を入れています。
 学生にとって国家試験合格は大きな目標でありますが、国家試験合格のみに偏りがちにならないよう、柔道整復師として、社会から必要とされる医療人となれるよう、正しい医学知識と伝承される技術の獲得、高い倫理観を持った学生の育成に力を注いでいます。

(学科主任兼学生支援主任)高橋武彦

第41回「触れること」<赤門教職員コラムリレー>

神経の受容器は手指や口唇に密集しています。つまり手指や口唇はとても敏感ということです。日常では、握手で親密度を深め、キスで愛情を高め、抱きしめあうことでやすらぎを感じるなど、言葉を介さなくても皮膚を刺激することで感情を発露することができます。このような「ふれあい」は人と人の関係を気付く手段であり、絆も深めてくれます。
医療における-触れる-「手当て」は、ホスピタリティとして身体の痛みを和らげるとともに、精神的な安堵感ももたらします。

コロナ感染症の影響で、不安やイライラが募ったり、人とのつながりが感じられなかったり、生きづらさを感じたりしていないでしょうか。ストレス状態の時、つい疲れているところを本能的に触れてしまうと思います。この行為は、自身に対する「手当て」なのかもしれません。

ストレス解消にいま着目されているホルモンに「オキシトシン」があります。幸せホルモンともいわれ、最も多く分泌させるのは、人とのスキンシップが良いと言われています。肉体的な苦しみだけでなく、精神を解放する「癒し」として、「医療」における「マッサージ」の効果はここにあると思います。

本学ではマッサージなどを通して、「触れる」ことによる「ふれあい」を大切に、患者様の「癒し」になりますよう日々取り組んでいます。

(専任教員)宍戸新一郎

第40回『痛風』<赤門教職員コラムリレー>

みなさん!こんにちは!
いつも赤門鍼灸柔整専門学校のコラムリレーをご覧になっていただき、ありがとうございます。

今回は『痛風』という病気についてお話をさせていただきます。
私自身、痛風を起こす一歩手前であり、私の周りにいらっしゃる痛風を経験された方からも「とても痛い」と聞いていますので、ちょっと怖いです。

この『痛風』という病気は、食べ過ぎ、飲み過ぎ、肥満、ストレス、遺伝などが原因となり、血液の中に尿酸という物質が溜まってしまうことで起こります。

ビールを片手に美味しいものばかり食べて、おなかが出てきた男性方々、要注意ですよ!足の親指の付け根が腫れあがって、とてつもなく痛くなります。

実は、この『痛風』、昔は庶民にはとてもまれな病気でした。歴史上の人物では、アレクサンダー大王、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ニュートン等が痛風に苦しめられていたようです。(諸説あります)日本では、高度経済成長期にかけて『痛風』をわずらう人が爆発的に増加しました。

経済や生活は豊かになったけれど、そのことにより、病に苦しむ人々が増えるのは残念なことと思います。

東洋医学には『医食同源(いしょくどうげん)』(意味:食事は医療の根本であり、病気を治す薬と健康を増進する食事とは、本来根本は一緒であるから、日常の食生活に留意することが大切だとする東洋医学の考え方。『学研 四字熟語辞典』より抜粋)という言葉があります。

私もこの言葉を胸に刻み、食べ物の誘惑に負けず、健康な体を作っていきたいと思います。

<学科副主任>伊東太郎

第39回『脱毛症に対するアプローチ』<赤門教職員コラムリレー>

脱毛症

まず脱毛とは、「髪の毛が異常に抜け落ちる状態」(いわゆる脱毛・抜け毛)だけではなく、髪の毛そのものは抜けないものの、「毛の質や太さ、色調などが変化し、毛がまばらで地肌が見える状態」(いわゆる薄毛)も含まれます。
成長期の髪の毛と休止期の髪の毛の比率は約85:15であると言われており、正常状態で脱毛する毛は休止期の毛で、頭髪の数を10万本とすると毎日70~80本は生理的に脱毛するとされています。生理的脱毛の範囲を越えて異常に脱毛してしまうことに対しての東洋医学的アプローチについてお話しします。
頭全体の頭髪が抜けてしまう「全頭脱毛症」、頭髪の生え際が帯状に抜けてしまう「蛇行状脱毛症」、思春期以降に見られ、薄毛の範囲が広がっていく「壮年性脱毛症」、意識的もしくは無意識的に髪の毛を抜くという行為を繰り返してしまう「抜毛狂」は非常に治癒しにくいとされています。
一方、自律神経失調、精神的ストレス等によって髪の毛の一部が円形や楕円状に抜ける「円形脱毛症」は、脱毛部分の頭皮の循環改善を目的としてその周囲を中心に、頭部や肩背部を中心に筋緊張、圧痛、硬結などの反応がみられる部分やツボに刺激をすることで改善が見込まれるものです。

脱毛症ツボ

効果的とされているツボは天柱・肩井・風池・和髎・曲差・翳明になります。これらのツボへは指先で気持ちがよい程度に圧迫してください。その他、頚肩周りで張っている場所、押して痛みが出る部位、硬さの見られる部位へは、それらをほぐすように圧迫してください。また、脱毛部とその周囲へ爪楊枝や歯ブラシを使用してチクチクと刺激をしたり、脱毛中心部はせんねん灸などを使用し温めたり、頭部全体へのマッサージも効果的とされています。
※頭部へのせんねん灸への取扱いは十分注意をしてください。爪楊枝は数本を輪ゴムで束ねて軽い刺激で行うと良いです。慣れるまでは鋭くない方で行うか、鋭い方を少し潰して行っても良いです。

(専任教員)高橋 はるか

第38回『便秘と下痢』<赤門教職員コラムリレー>

便秘と下痢

みなさん。こんにちは。赤門教職員コラムリレーをご覧いただきありがとうございます。赤門鍼灸柔整専門学校教員の伊東と申します。

今回は「便秘と下痢」についてお話をさせていただきます。
赤門コラムリレーをご覧の方にも便秘と下痢を繰り返す方が多いのではないでしょうか。私もその一人です。

便秘と下痢といってもその原因は様々です。ストレス、食中毒、病原菌への感染、服薬しているお薬の影響、がんなどもあったりします。よって、便秘と下痢が続くようであれば、まずはお近くのホームドクターの診察を受けましょう。

ここからは、私、はりきゅう師としての便秘と下痢のお家でできるかんたん対処法をお話しいたします。(諸説あります・・・)

【対処方法】
①おへその周りをあたためる。
昔の人はおへそとその周辺にお塩をのせてその上からお灸をしたそうです。

②足のツボをやさしくおす。
膝のお皿の骨の外側にあるくぼみから指4本分下がったところで、すねのふちにあるツボ:足三里穴(あしさんり)。
『奥の細道』で有名な松尾芭蕉がよくお灸をしていたといわれているツボです。

③手のひらのまん中にあるツボをやさしくおす。
手のひらを上にして、かるく手を握ったときに、中指の先端が手のひらにあたるところにあるツボ:労宮(ろうきゅう)。
緊張をしやすい、ストレスが多くて便秘と下痢を繰り返す方におすすめ。緊張やストレスをほぐしてくれるツボです。

ストレスが多い現代社会、穏やかに、健やかに、便秘や下痢に悩まされない生活を送りたいものですね。

(学科副主任)伊東太郎

第37回『膝痛・変形性膝関節症』<赤門教職員コラムリレー>

日本は、世界でも類をみないスピードで「超高齢社会」を突き進んでおります。この超高齢社会の影響を色濃くうける疾患の一つに「関節症」があります。厚生労働省の平成29年患者調査(疾病分類編)では平成2年(1990年)に23万8千人だった患者数は、平成29年(2017年)には143万人へと、およそ6倍に増えていることが確認できます。
そんな「関節症」の代表選手、「変形性膝関節症」に絞ってお送り致します。

■どんな人に痛みがでるのか?
①年齢を重ねるごとに少しずつ関節の軟骨がすり減り炎症や変形が起きる。
②運動時の膝関節には体重の4~6倍もの負荷がかかる。
③閉経後のホルモンバランスの変化で骨がもろくなる。
以上の理由から①高齢で②肥満気味の③女性に多く膝痛がみられます。
その為、歳をとるのは止められないですが、プールや自転車エルゴメーターなど関節に負荷を掛けない運動によるダイエット、昨今は更年期のホルモン補充療法が期待されております。

赤門コラム

■膝痛がみられる方に注目して欲しい2つのポイント
1つ目は膝の前面にある膝蓋骨、通称:膝のお皿です。ご自身で左右両方のお皿を掴み、お皿を上下左右に動かしてみて下さい。ほとんどの方で、より痛む側のお皿の動きが「悪い」「硬い」と感じるかと思います。
2つ目のポイントは、膝を完全に伸ばせるかどうかです。下図にあるように椅子に座った状態から足を前方に挙げてみて下さい。完全に伸ばしきります。先程のお皿の動きと同様、左右の動きの感覚を確認してみて下さい。途中で「引っ掛かりを感じる」や、完全に伸ばした際の「太ももと脛が直線にならない」などです。
以上2つの動きの感覚を覚えておいて下さい。2つの動きの感覚を改善(変化)させる事で膝痛の軽減が期待できます。ツボへのアプローチ後に再度動きの確認をを行います。

赤門コラム

■効果が見込めるツボへのアプローチ方法
右図中央は右のお皿を示します。お皿の周りを囲むように5箇所ツボを示しました。
それぞれ、1:特鼻(とくび)、2:内膝眼(ないしつがん)、3:梁丘(りょうきゅう)、4:膝上(しつじょう)、5:血海(けっかい)という名前です。
5箇所のツボを以下の手順で刺激してみましょう。
「千年灸」を5箇所に1壮ずつ据えます。熱感が心地よく感じられれば、その後2セット繰り返します。千年灸が手元にない場合は指圧でもよいかと思います。指圧の場合は3秒かけて圧し、3秒静止、3秒かけて減圧して行く方法を3セット程お試しください。
千年灸・指圧のツボへのアプローチが終わったら、再度「お皿の動き」と「膝伸ばし」を行い、ご自身で効果の判定を行ってみて下さい。※この方法で変化が見られない場合は治療所への来所をオススメしております。

残念ながら関節は消耗品です。しかし、機械の身体のように壊れたら交換するわけにはいきません。膝痛が進行することで、身体活動性が低下し、筋力が落ちます。筋力が低下することで、更に身体活動性が低下するという悪循環に陥ります。転ばぬ先の杖と思い、日頃からの痛み-筋力-活動性についてのケアをオススメ致します。

(学科主任兼臨床所主任)國分俊繁

第36回『難聴・耳鳴り』<赤門教職員コラムリレー>

寒くなってきましたね。
コロナ渦ということもあり、ストレスもたまりがちだと思います。
そうすると血行が悪くなり、肩こりや頭痛、そして耳鳴りを生じやすくなります。ひどくなると耳が詰まった感じがして、聞こえが悪くなるなんてこともあります。
Go To キャンペーンを利用して温泉で温まってのんびりしたいところですが、なかなかそうもいきませんよね。

東洋医学でも同じように、寒さとストレスは気の巡りを悪くさせ、耳鳴りや難聴の原因となります。
耳鳴りについて、耳を塞いで音が大きくなるのは「実証(じっしょう)」(邪気が停滞した状態)、音が小さくなるのは「虚証(きょしょう)」(パワーが不足している状態)と考えられています。
また、潮の流れのように音の性状が大きくなったり小さくなったりするものには「風」が関与しており、頭の中で「風」が吹くのでめまいを伴います。

そして高音の耳鳴り(キーン・ミーミーなど)は、肝の臓が関係し、低音の耳鳴り(ブー・ジージーなど)は腎の臓が関係しています。
耳の血行を良くするには、耳をつまんで軽く引っ張り、優しく回してみましょう。すると頭部全体が温かくなって、耳が通ったような感じがすると思います。

寒さやストレスが原因となるものは頚肩こりを伴うことが多いです。ツボ押しするならば首の付け根の「風池(ふうち)」、耳の後ろの「翳風(えいふう)」、肩上部の「肩井(けんせい)」、耳周囲の「耳門(じもん)」や「聴会(ちょうえ)」を、気持ちよく感じる力度で、呼吸に合わせてそれぞれ10回くらいずつ押してみましょう。

ツボ押し
ツボ押し
ツボ押し

(専任教員)宍戸新一郎

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