お知らせ

第34回『鍼灸の日本起源説』<赤門教職員コラムリレー>

赤門コラム

紀元後1世紀ごろに成立したと考えられる中国最古の医学書の一つである『素問』には「東方の地の人びとは、魚類や塩味を好むので…この地ではデキモノを病むことが多く、その治療には‘砭石(ヘンセキ;石製のメス)’による処置が適する。それゆえ砭石の治療は東方から伝来した。(異法方宜論篇)」とある。

また、スイスの氷河から約5千年前のミイラが発見され、その皮膚のツボにあたる場所には入墨によるマーキングがされていたことから、鍼灸の起源がヨーロッパであるという説が有力になった。ロシアのアルタイ山脈の約2千5百年前の遺跡からも同様のミイラが出てきており、この説を裏付けるものとされる。

しかしながら、入墨文化はもっと古くから存在しており、縄文土偶は6千年前ころから作られており、その多くに入墨が施されていることが知られている。また、石製のメスは考古学的には「細石器(石刃)」に属すが、その材料となる黒曜石は北海道の遠軽町や伊豆諸島の神津島などから産するものが各地の縄文遺跡から出土する。細石器自体はロシアのバイカル湖周辺で約3万年前に登場し、日本へは1万数千年前には伝播している。

さらに、鹿児島県南端の海底火山が約7千2百年前に大爆発を起こし、その火山灰が東北地方にまで及んだことで、一時的に縄文文化の断絶が起こるが、その時期と呼応するかのように東シナ海の対岸に位置する中国の長江河口付近には、縄文文化に酷似する河姆渡(かぼと)文化や馬家浜(ばかほう)文化が開花する。これらの文化領域が徐々に北上し黄河流域に及んだことで黄河文明が成立した。

時代が下るにつれて、今度は逆に中国江南地方から稲作文化をもたらした人々が日本に渡来したことで弥生文化に繋がるとされるが、縄文人の遺伝子や縄文文化の名残は今現在の日本にも色濃く残っている。
周辺の事実を組み合わせていくと、もはや鍼灸文化のルーツは日本の縄文時代だったとしか考えられなくなる。

(臨床教育専攻科 専任教員) 浦山久嗣

第33回『腱鞘炎』<赤門教職員コラムリレー>

腱鞘炎というと、多いのが親指を動かすと痛みが出るド・ケルバン病があります。原因は親指を伸ばす筋肉のうち親指を大きく広げると、手首に出る短母指屈筋腱と長母指外転筋腱が腱鞘と呼ばれるトンネルを通過する際に擦れ、使い過ぎによって発生します。スポーツでは、テニスや野球などの手でラケットやバットを握る動作をする人、仕事でのパソコン操作や家事で指を多く使う人や最近ではスマートフォン操作で発生する人も多いといわれています。

自分がド・ケルバン病かを調べるためにフィンケルシュタインテストというのがあり、下記の写真のような動作をして痛みが誘発されれば陽性とします。
赤門コラム

治療ですが、使い過ぎが原因ですので、安静が必要になります。包帯やサポーターなどでの固定もあるのですが、今回は簡単にできるテーピングを紹介したいと思います。
下記のような50㎜幅のテーピングを準備して途中まで半分の幅で切り込みを入れていきます。

腕の途中から末梢に貼っていき、

親指を左右からそれぞれ巻いて、

完成すると下記の形になります。

きつ過ぎると血管を圧迫して苦しくなるので、強さに注意して下さい。
痛みが続くときにはお近くの接骨院・整骨院に相談をしてみてください。

<学科副主任兼教務副主任>石垣寛高

赤門鍼灸柔整専門学校に関係する皆様へ

<仙台赤門短期大学での新型コロナウイルス発生について>
本日、仙台赤門短期大学において、新型コロナウイルス感染症発生の発表がありました。

しかしながら、保健所は濃厚接触者をすでに特定しており、その中には当校の学生、教職員、スクールバスの運転手は含まれおりませんのでご安心ください。

今後は、より一層の感染予防対策に努めて参りますが、学生の皆さんも改めてマスクの着用、手洗い、うがい、換気、机などの消毒を徹底してください。

学校以外の日常生活においても、このようなことを必ず実施してください。
不明な点、心配な事などがありましたら、教務までご相談ください。

9月19日(土)にオープンキャンパスのご参加ありがとうございました!

2020年9月19日(土)に赤門鍼灸柔整専門学校青葉山校舎にてオープンキャンパスを開催いたしました。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!

オープンキャンパス

オープンキャンパス

オープンキャンパス

オープンキャンパス

【開催内容】
・鍼灸実技「夏バテ予防のお灸」
・柔道整復実技「体にフィットするシーネ固定」
・学校説明
・個別相談

赤門鍼灸柔整専門学校のオープンキャンパスの詳細については下記をご確認ください。

オープンキャンパスについて詳細はこちら

第32回『腰痛と向き合ってみませんか』<赤門教職員コラムリレー>

▼腰痛は国民病
厚生労働省が毎年実施している「国民生活基礎調査」において、3年に1度、健康に関する調査も行っています。その一項目に「自覚症状の状況」(複数回答)があります。
最新の調査結果(2019年)、もっとも多い自覚症状は「腰痛」(男性で1位、女性では2位。女性の1位は肩こり。過去の調査も同様)でした。

▼腰痛の診療は難しい
腰痛の最新の診療の指針として『腰痛診療ガイドライン2019改訂版』(監修:日本整形外科学会、日本腰痛学会)があります。この序文で「腰痛診療は,未だ『発展途上』と言っても過言ではない.」と述べています。
腰痛の原因は多種多様で心因性のものもあり、「腰椎から脳にいたるあらゆる部位で様々な病態が関与」し、原因不明なものは「未確立の疾患群を詰め込んだ症候群であり、未だ検討の余地が残る」との記載からも腰痛の診療は難しい領域であることが伺われます。

▼腰のために自分でできること
上記ガイドラインに日常生活における留意点の記載がありましたので列挙します。

1.腰痛予防のための
①健康的な体重の管理
②適正飲酒と禁煙
③日常的な運動習慣
④穏やかでストレスが少ない生活

2.腰痛の悪化を防ぐには
①急性腰痛(自然に軽快することが多い)の回復には安静よりも活動維持が良い
②慢性化の防止が大切(慢性腰痛は治りにくい)
③心理社会的要因(うつや精神的ストレスなど)は腰痛を長引かせ、治療効果にも影響を与えるので注意
④身体的・精神的に健康な生活習慣は腰痛の回復に良い影響を与える

▼腰痛に悩まない日常のために
東洋医学では人体を小宇宙と仮定し全身の調整を行います。これは心理面への効果も期待され、前述の腰痛の予防・悪化防止の生活習慣にも良い影響を与えます。
腰痛の中には危険な原因によるものもあります。そのような徴候がみられるときは専門家の受診を提案いたします。
腰痛の症状があっても放置している人が多く、幸福度にも影響を与えているようです。幸福度を上げるためにも、東洋医学の門を叩いてみてはいかがでしょうか。

(専任教員)長岡靖彦

「日本看護協会長賞」を受賞しました

赤門鍼灸専門学校
日本看護協会長賞を系列校 仙台赤門短期大学 教授・学科長である佐藤喜根子先生が「日本看護協会長賞」を受賞しました。
佐藤喜根子先生、この度はご受賞おめでとうございます!心よりお祝い申し上げます。
仙台赤門短期大学 教員紹介ページ

9月4日(金)にオープンキャンパスのご参加ありがとうございました!

2020年9月4日(金)に赤門鍼灸柔整専門学校青葉山校舎にてオープンキャンパスを開催いたしました。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!

オープンキャンパス

【開催内容】
・模擬授業「鍼治療の実際」
・学校説明
・個別相談

赤門鍼灸柔整専門学校のオープンキャンパスの詳細については下記をご確認ください。

オープンキャンパスについて詳細はこちら

8月22日(土)にオープンキャンパスのご参加ありがとうございました!

2020年8月22日(土)に赤門鍼灸柔整専門学校青葉山校舎にてオープンキャンパスを開催いたしました。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!

赤門オープンキャンパス

赤門オープンキャンパス

赤門オープンキャンパス

赤門オープンキャンパス

【開催内容】
・模擬授業「あマ指・鍼灸・柔道整復師の話」
・鍼灸実技「鍼治療の実際」
・柔整実技「一人で出来るテーピング」
・学校説明
・個別相談

赤門鍼灸柔整専門学校のオープンキャンパスの詳細については下記をご確認ください。

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第31回『筋肉痛2』<赤門教職員コラムリレー>

『にわかアスリート』になった方、久々の運動がたいへん心地良くつい運動量を増やしてしまい、翌朝以降、全身の筋肉痛で目を覚ますという辛い朝を迎えた経験を持つ方も多いのではないでしょうか。

筋肉痛には、運動中から発生する『急性筋肉痛』と、運動後、一定の時間が経過してから症状が生じる『遅発性筋肉痛』があり、多くの方が体験するのはまさに『遅発性筋肉痛』です。

この遅発性筋肉痛が生じるメカニズムには様々な説がありますが、多くは不慣れな運動や自身の体力以上の運動を行うことで、筋肉が過度に収縮を繰り返し、筋組織や周辺の組織が損傷、さらに痛みを感じる物質等が加わり炎症が起こり、運動後、数時間から数日後に痛みが生じるものです。

そこでこの痛みを少なくするため、または筋肉に損傷を起こさないためにも筋肉の動かし方に1つのポイントがあります。
運動中の動きには、
1)重い物を持ち上げる(筋肉が縮んで力を出す)
2)重い物をゆっくり降ろす(力の入った筋肉が伸ばされながら動く)
3)筋肉にグッと力を入れるだけ(関節は動かない)
があります。この中で、注目したいのは、2)の重い物をゆっくり降ろす、伸張性収縮です。

この筋肉が伸ばされる動きは、筋線維への負荷が大きくトレーニング効果を出すための重要なポイントですが、強すぎると筋損傷や筋肉痛を発生させる大きな原因の1つと言われています。ダンベルを握って持ち上げる運動であればそこからダンベルを下ろす動き、ジョギングであれば坂を下るときに無意識に行っているブレーキをかける動き、この動きが要注意ということです。

運動中、無意識に行っていた伸ばされているときの動き方やブレーキ動作を意識し、無駄、無理のないフォームなのか等、一連の動作をゆっくり観察される時間を取ってみてはいかがでしょうか。フォームのチェック、そして関連する筋群の補強運動やストレッチングを行うなど、いつも無意識に行っていた運動の中に新たな気付きや楽しさが出てくること、そしてこれらが筋肉痛軽減の1つになるかもしれません。

残念ながら発生してしまった筋肉痛に対しての基本的な処置は安静や冷却ですが、症状によっては温める場合、動作に支障をきたす痛みでは固定が必要になることもるので、このような場合には、お近くの接骨院(整骨院)を受診されて適切な治療を受けて下さい。治療と合わせ、自身に適する運動方法について相談されてはいかがでしょうか。

健康維持のためにも運動は楽しく、そしていつまでも続けたいものですね。

(学科主任兼学生支援主任)高橋武彦

8月8日(土)にオープンキャンパスのご参加ありがとうございました!

2020年8月8日(土)に赤門鍼灸柔整専門学校青葉山校舎にてオープンキャンパスを開催いたしました。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!

オープンキャンパス

オープンキャンパス

オープンキャンパス

【開催内容】

・模擬授業「最先端の鍼灸・柔道整復治療」
・鍼灸実技「お灸をやってみよう」
・柔整実技「ケガの応急処置(デモンストレーション)」
・学校説明
・個別相談

赤門鍼灸柔整専門学校のオープンキャンパスの詳細については下記をご確認ください。

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