お知らせ

第19回「スポーツと鍼灸」<赤門教職員コラムリレー>



鍼灸治療はスポーツの世界でも多く取り入れられています。怪我をした時、疲労回復のため、怪我予防のケアをするのがアスレティックトレーナーですが、この職種は鍼灸の資格を持ちながら活躍している人が多く、たくさんのプロアスリートが鍼灸治療を受けていると言われています。実際テレビ番組でアスリートの密着取材を見ると、チームのトレーナーや治療院で鍼灸治療を受けている様子を見ることが多々あります。

また、フィギュアスケートや大相撲などのトップアスリートが“貼る鍼”を使用しながら競技をしている様子はインターネット上で確認することができます。この貼る鍼は「円皮鍼(えんぴしん)」と言われ、画鋲状の短い鍼で、最近はテープ付きのものが広く使われています。鍼灸師指導のもとであれば、一般の方でも自分の体に使用することができ、自宅でのケアや競技前のセルフケアの一環として使うこともできます。円皮鍼は、持続的な刺激を与えることができるため、競技時の筋痛・筋疲労に効果があると言われており、また疼痛にも有効とされています。

鍼灸治療と聞くと、鍼治療のイメージが強いかもしれませんが、灸も多く用いられているようです。治療院などでは鍼刺激と共にお灸を行う「灸頭鍼(きゅうとうしん)」をする先生もおり、某女子サッカーチームのトレーナーさんは、灸を多く使っているということでした。 昨年日本で「世界国会議員ラグビーワールドカップ2019」(9か国の国会議員で構成するチームの対抗戦と親睦を兼ねた大会)が開催され、9名の鍼灸師が2日間で100名を超える選手に鍼灸ケアを行っています。アスリートにとって体をケアするために鍼灸が欠かせないことがわかる数字ではないでしょうか。

本校の入学希望者の中には、トレーナーを目指す学生はもちろん、トレーナーの勉強を他の専門学校や大学でした後に入学する学生、実際にスポーツの現場で働いてから、やはり鍼灸の資格が必要だと感じて入学する学生もいます。

(専任教員)高橋はるか

第18回 ママとベイビーのための東洋医学(妊婦編)

仙台発祥の操体法について、述べていきます。
これは、橋本敬三先生(医師)が、人間の身体に合った動きについて、体系化されたものです。

操体法には、基本行動があり、それは、自分で行わなければならないものが4つあり、呼吸、飲食、神経活動、身体運動です。それらに環境との関わりがあります。

呼吸は腹式呼吸で行い、身体運動は、操体法では、無理せず、動きやすい方に動くようにします。飲食、精神活動に関しては、個々の考え方がありますので、それぞれの考えで行ってもらった方が良いと思います。

操体法の操作は、腹式呼吸で楽な方に動かしてもらい、少しタメ(相手がいる場合は抵抗)をつくり、息を吐くと同時に瞬間脱力をすることで、筋等を緩めて行き、身体の調整を行っていきます。

妊娠による、腰痛、便秘に対する自己操体法について述べていきます。

①タメを作るための抵抗には、枕や座布団などを置いて行うようにします。相手がいる場合は、操作をしてもらい抵抗を与えてもらって下さい。 仰臥位で両膝を立て、足背を上げて行き、息を吐くと同時に急の力を抜くと同時に脱力する。(両膝の裏・ひかがみ(膝窩)の圧痛を見てから行うが、わからない場合は見なくとも良い。)



②片方の膝を立て、内側、または外側に倒し、楽な方に倒し息を吐くと同時に急に力を抜 いて脱力する。反対側も試す。 膝を立て、左右に倒し、楽な方へ倒し、息を吐くと同時に急に力を抜いて脱力する。

③骨盤を左右に動かし楽な方へ行い、息を吐くと同時に急に力を抜いて脱力する。
盤を左右上下に動かし楽な方へ行い、息を吐くと同時に急に力を抜いて脱力する。
骨盤を頭方、足方に動かし楽な方へ行い、息を吐くと同時に急に力を抜いて脱力する。(片方の足を伸ばすことにより、伸ばした方の骨盤が足方に、反対側の骨盤が頭方に動く。)
操作をしてくれる相手がいる場合は2~3回、一人で行う場合は、3~5回行います。一人で行う場合は、倒す側に、枕か座布団等を置いて、それに倒す側を押し付け、抵抗の代わりにします。
これらの操作の内、どちらも楽な場合は、その操作を省いてもいいです。

(専任教員)糟谷俊彦

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